7月28日開催予定のワンダーフェスティバル2019サマーの、当卓番が決定しました。
卓番は6-12-11となります。
新作は「ランサー・アルトリア」「ディフォルメダージリン」となります。その他再版等もございますので、当日は是非当卓までお越し下さいませ。
ランサー・アルトリア、マントまで出力終わりました。表面処理も進んできたので、そろそろ型入れに入れそうです。
7月28日開催予定のワンダーフェスティバル2019サマーの、当卓番が決定しました。
卓番は6-12-11となります。
新作は「ランサー・アルトリア」「ディフォルメダージリン」となります。その他再版等もございますので、当日は是非当卓までお越し下さいませ。
ランサー・アルトリア、マントまで出力終わりました。表面処理も進んできたので、そろそろ型入れに入れそうです。
現在ヤフーオークションに出品中の「フレームアームズ・ガール フレズヴェルク Bikini Armor Ver.」ですが、本日終了予定となっておりますので、よろしくお願いいたします。
さて、今回製作したフレズヴェルクですが、パーツが細かい上に複雑な塗り分け箇所が多いキットでした。
塗り分けを行うためにマスキングを多用しましたが、曲面の多いパーツ構成だったため、普段メインで使っているマスキングテープだとどうしてもやりづらいというより難しい箇所が多かったため、マスキングゾルを多用しました。
マスキングゾルというのは液状のマスキング剤のことで、使ったことがある方だと分かって頂けると思うのですが、使い勝手があまりよくありません。
基本的な使用方法としては、マスク箇所に塗付して換装後にデザインナイフ等で不要部分をカットして使うって感じなんですが、カットしようとしたら必要箇所から剥がれ落ちたり、分厚く乗ってしまってカットする境界線が見えなくなったりとか、こう、イメージした通りに使えない印象の強いツールではないかと思います。
マスキングゾル系を販売している各社も新製品をボチボチ投入して使いやすいマテリアルを作ろうとしている感があるのですが、決定版と言えるようなアイテムって中々出ていなかった感じです。
そんな中、ハセガワさんが発売した「マスキングリキッドNext」というアイテムがあるのですが、従来のモノと比べてカット性が良いなど、使い勝手が良いということで以前から利用していたのですが、より使いやすくなるコツというか使用法が少し分かってきたので、実例も含めて公表したいと思います。
まずはマスキングリキッドを万年皿などに適量を出します。
商品に添付しているハケを使って移し入れるといいかと思います。
続いて、皿に出したマスキングリキッドを水で希釈します。希釈の基準は結構適当なんですが、水とリキッドの配分が大体1:1くらいになるといいかと思います。
上の写真と比べると少し色が薄くなっているかな? という程度の変化ですが、原液のままだと粘度が高めなのが、随分と緩和されます(感覚的な話になっちゃいますが、エナメル塗料より少し濃い感じです)。水を入れたあとはダマにならないようしっかりと攪拌して下さい。
水で薄めることで流動性が良くなり、原液よりも薄く塗れるようになります。原液のままだと乾燥するまでマスキングリキッドがタレたり流れたりしやすいのですが、それが緩和されます。また、薄く塗ることで乾燥時間も早くなります(食器乾燥器を流用した、モデラーさん愛用な塗装ブースに入れれば10~15分ほどで乾燥します)。
希釈後のマスキングリキッドはキット付属のハケではなく、筆で塗るとさらに塗りやすくなります(マスキングリキッドが水溶性なので、使用後の筆は水洗いでOKです。少し時間を置いて乾燥してしまった時は筆洗い用のクリーニング液を使って下さい)。
一例ということでフレズヴェルクのふくらはぎパーツです。グレー部分の塗り分けにマスキングリキッドを使用しました。全てマスキングリキッドで処理すると大変なので、大まかな部位は先にマスキングテープを使います。マスキングテープを貼り付けた箇所が、塗装後にマスキングリキッドを剥がすきっかけになります。
筆を使って丁寧に塗っていきます。マスキングテープ部分に乗るように塗ると、塗料のはみ出しのトラブルも防げますし、後で剥がしやすくなります。また、希釈したことで普通の塗料のような感覚で扱えるため、はみ出さずに塗るのも楽で、結果として換装後にカッターを入れる手間が省けます(はみ出した場合は乾燥前にティッシュ等で拭き取ることもできます。はみ出しが大きい場合は換装後に剥がしてリペイントがオススメです)。
少し分かり辛いですが、光沢が付いている箇所がマスキングリキッドが乗っている部分です。乾燥したらこんな感じで光沢が出るので、マスキングしたい箇所に乗っているかどうかの判断は光沢を見れば見分けがつくと思います。
マスキングリキッドが乗っている塗面は、見ての通り相当薄いです。正直コレで本当に塗装をマスク出来るの? と不安になった方は、乾燥後に同一箇所に重ね塗りするといいかもしれません。自分も大体1回はおまじない気分で重ね塗りしています。
最後は塗装後に塗料が乾燥したタイミングでベリベリ剥がしていって、はみ出しが無ければ作業完了です。塗装の際は通常の箇所を吹く時よりも細吹き、エア圧もやや低めを意識することがマスキング後の塗装のコツです。
塗装後のマスキングリキッドを剥がしている一例ですが、見ての通り凄く薄いです。サランラップくらいの薄さでしょうか。コレでしっかり塗装をマスク出来ているのが凄いです。
今回のマスキングリキッドNextを使ったコツというかポイントは、原液のまま使用せず、水で希釈することです。先にも書いた通り、原液のままでも(個人的に他に利用したマスキングゾル系の商品よりは)それなりに使いやすい商品なのですが、希釈することで、
・サラサラになって塗りやすくなる(付属のハケではなく筆を使うことでの相乗効果も)
・乾燥が早くなり、それによってタレやはみ出しにくくなる(流石に全くタレない……とまではいきませんが)
・コントロールがしやすくなることではみ出しにくくなり、カッティングの手間とリスクが回避できる
と、全体的な使い勝手が向上します。塗装においてマスキングの作業って慣れない内は失敗が伴いやすいし色々とリスキーな部分が多いので、多分あまり好きな方はいらっしゃらないかと思いますが、どうしてもやらなきゃならない時もあるかと思いますので、そういった際の一助になれば幸いです。
あ、あと、最後になりますが、いきなり本番のマスキングを行うのは怖い場合は、プラ板などを利用して実験を行ってからやるようにして下さい。特に水で希釈したマスキングリキッドは本当にうすーく乗っかるので、実効性を見てからでないと不安に感じるかもしれませんので……。
WF2019Sの新作、ランサー・アルトリアの部品分割が終わりましたのでテスト出力を行いました。
とりあえずは本体のみですが、部品の合いは良い感じです。前回の水着ジャンヌオルタもそうでしたが、結構細かいパーツまで分割していますので、塗装はそれなりに楽なハズです。紋章部分や金の縁取りなんかはさすがに割れていませんが、マスキング比率は大分低いと思います。
次は大型パーツのマントやロンゴミニアドも出力していきます。
あと、再版アイテムのノーナといろはさんの版権申請が無事許諾されました。版権元様、いつもありがとうございます!
7月28日(日)に開催予定となっております、ワンダーフェスティバル2019サマーで販売予定のアイテムがぼちぼち完成しましたので、告知いたします。
新作その1 1/8 ランサー・アルトリア(Fate/Grand Order)
デジタル造形としては大体完成です。これから細かな調整をする予定です。
複雑な形状のロンゴミニアドを3D造形の妙で何とか再現しました。これからテスト出力を行って、パーツ分けと組み立てについて検証を行う予定です。
新作その2 ノンスケール ディフォルメ ダージリン(ガールズ&パンツァー)
まどさん (@hujikawasin) | Twitter のディフォルメアレンジのダー様を立体化したモノです。こちらは原型は完成しています。
再版その1 1/8 水着ジャンヌオルタ(Fate/Grand Order)
前回のワンフェスにて完売御礼となりました水着ジャンヌオルタの再版です。
再版その2 1/8 新妻 彩葉(新婚のいろはさん)
アニメ、超可動ガール1/6が好評放送中のOYSTER先生作「新婚のいろはさん」のヒロイン、彩葉さんのフィギュアです。
再版その3 1/1 ノーナ(超可動ガールズ)
現在好評放送中の「超可動ガール1/6」と、その続編「超可動ガールズ」のヒロインであり主人公でもあるノーナさんのフィギュアです。
ディフォルメダー様以外のフィギュアにつきましては、瞳デカール付属で、なるべく組みやすさを重視したモデルとなっております。
以上となります。こちら全てのアイテムの版権申請がおり次第、当ブログもしくはTwitterの方で告知させて頂きます。
日付が変わってしまいましたが、ヤフーオークションにて、ガレージキット メイドジャンヌオルタの出品を開始しました。
今週の水曜日までの出品となっておりますので、よろしくお願いいたします。
メイドジャンヌオルタに続きまして、次の出品物も写真撮影が完了しました。
プレミアムバンダイ限定のMGシェンロンガンダムEWタウヤー装備です。
腰周りの寸詰まりな体型バランスの改善、新規造形の「獠牙」の肉抜き穴埋めなど、細かなディテールアップを行いました。こちらは明日(というか本日)出品予定となります。
最後に次の製作予定品となります、フレームアームズ・ガール フレズヴェルク ビキニ・アーマーverです。
最近製作していなかったので久しぶりのフレームアームズ・ガールシリーズとなります。こちらも早ければ今週中には出品予定となりますので、よろしくお願いします。
ゲートリムーバーセットをざっくりと使用してみましたので使用感などをレポートしようと思います。
セットの中には「RASER」「BALANCER」「RECOVER」の3種類の工具が入っていますが、本命は強化ガラスで出来ている「RASER」です。
ヤスリ面の裏地を触るとかすかな引っかかりはあるものの、指で擦っても普通のヤスリのような削れるような感覚はありません。軽く触っただけだと切削力があるようには見えない感じですね。
早速ヤスってみました。ゲートを軽く残して切断したパーツに当ててみます。
少し滑るような感覚はありますが、上手くヤスリ面に引っかかる角度に入るとサクサク削れる感じです。このへんはちょっとコツがいるかもしれません。削った感じは400~600番あたりのペーパーを当てた感じでしょうか。削れる量も大体そんな感じです。
あと、いわゆる水研ぎには対応していないと思います。水で濡らしつつ削ると滑ってうまく削れませんでした。
綺麗に削れました。少し驚いたのは研磨面にほぼキズらしいキズがなく、逆に少し光沢を帯びるような感じに仕上がることです。そこそこ番手が上なペーパーでヤスっても、普通はヤスリをかけました、みたいな曇ったような跡が残るのですが、そういう感じにはなりませんでした。
こういう平面のあるパーツだと目立ったキズもほぼ無く削れますが、強化ガラス製で当然固い素材なので、曲面などを削ろうと思うとちょっと難しい場合もありました(余計な場所にヤスリが当たる場合あり)。そういった場所は普通のペーパーを使った方がよさそうです。
サイズは程よい感じですが、キットによっては削りにくい場所にゲートが来るモノもありますので、その辺は臨機応変に使い分けるといいのではないかと。
次に削った面に「BALANCER」で軽く研磨します。文字の書かれた白い面が光沢仕上げで、逆はマット仕上げになります。
軽く数回擦っただけですが、結構テッカテカになります。先に研磨した状態にある程度依存しますが、あまりキズも目立たない感じでした。マット仕上げの裏面で擦ると、今度はつや消し仕上げを行ったかのようなマットな感じになります。BALANCERは双方の面を交互に使うと、光沢、つや消しと何回もやり直しができました。
2~3回しかやりませんでしたが、光沢が消えたマット面をBALANCERの光沢面で磨くとテッカテカな状態に戻るのは中々面白かったです。
なお、BALANCERのマット面仕上げを使っていて、メラミンスポンジで似たような効果になったような気がしたので、実際にメラミンスポンジを用意して使ってみましたが、似たようなつや消し面になりました。
半永久と公称されているRASERと違い、BALANCERは消耗品なのですが、つや消し仕上げにしたいだけならメラミンスポンジでも代用出来ると思います。
光沢仕上げの方はちょっと代わりになるモノが思い浮かばなかったので、光沢仕上げを使いたい場合は、BALANCERを補充するしかなさそうですが……。
次にこの工具の売りと思われる透明プラのゲート処理を行ってみました。今回はMGシェンロンガンダムのビームトライデントのエフェクトパーツを磨いてみました。
RASERでゲートを落とし、BALANCERの光沢仕上げで磨いてみたものです。RASERでゲートを落とした時点で目立ったキズや曇りもない感じでしたが、BALANCERで仕上げるとゲートがどこにあったのかも分からなくなりました。自分はこの後塗装してクリアコートで仕上げるのですが、塗装するならRASERだけで十分かもしれません。
これはBALANCER以後の工具に言えることなのですが、光沢、マットいずれにしてもいわゆる無塗装で簡単フィニッシュをやる向きの人向けのモノだと思います。
最終的に全塗装する場合だと、ゲート周りの処理ってペーパーの跡が少々残っても問題はありませんが、簡単フィニッシュの場合だとプラの質感がどうしても目立ってしまうため、ヤスリをかける作業は塗装仕上げよりも神経を使いました。
このゲートリムーバーセットを使うとBALANCERで良い感じに面の統一が出来てしまうので、無塗装仕上げや簡単フィニッシュを容易に出来るようになるのではないかと思います。
塗装派としても上手く使えばキズがあまり残らないRASERは面白い工具ですし、特に透明プラのゲート仕上げにはかなり有用な工具だと思います。
先にも書いた通り、柔軟性は無いガラスヤスリのため、使用場所がある程度限定されてしまう点と、ABSのような滑らかな樹脂を削るのには向いていない(RASERを当てても滑りやすく、少し削りにくかったです)など、場所によって使い分ける必要は感じましたので、従来のペーパーなどと併用して使いわけたいと思います。
あ、RECOVERについてですが、他の工具を当てた場所を擦ると、元パーツの質感っぽいモノに戻るような感じはしましたが、大きく使い所は無いかな……という印象でした。
他にはRASERの切削粉の除去に使うみたいですが、水で濡らしてティッシュで拭けば簡単に落ちるので、RECOVERを使わなくてもいいかもしれません。
最後に簡単にまとめます。
良い点、利点など
RASER
・コツはいるけど意外と削りやすい。切削感は400番~600番くらい。
・耐久性が高い(公称では半永久と言われていますが、切削粉を洗いながら使うと使用感は変わらなかった)。
・キズがあまり目立たない、透明プラを削っても目立ったキズはほぼつかない。
BALANCER
・パーツを磨くだけで光沢、マット仕上げをコントロールできる。
・無塗装仕上げや簡単フィニッシュの場合、RASERと併用することでゲートを目立たなくすることが可能。
・マット仕上げならメラミンスポンジでも代用は可能(BALANCERのマット仕上げの方がメラミンスポンジよりもやや光沢寄り)。
欠点、苦手な面など
RASER
・ABSのような滑りやすい素材を削りにくい。
・水研ぎ出来ないので、どうしてもプラ粉が出やすい。
・パーティングラインの処理に向かない。合わせ目の処理にも向かない。
BALANCER・RECOVER
特に目立った欠点は無し。塗装する向きの人は使い所があまり無いくらい?
こんな感じです。
いわゆる素組み派のモデラーさんにはゲートを綺麗に処理できる決定版的なツールと言えるかもしれません。
塗装派の人でもサフ吹きの際にキズが出て落胆する率が減らせるのと、透明プラのゲート処理が楽になる等の作業効率化が期待できるツールだと思います。切削力がそれほど強いツールでもないので、自分で普段使っているツールとの使い分けを考える必要はありますが。